
概要
kintoneのプラグインを開発していると、毎回手動でzipファイルを作成し、kintoneの管理画面(「cybozu developer network」)からプラグインのアップデートする作業が発生します。
プラグインを修正するたびに手作業でアップロードしていると、確認作業に時間がかかります。
そこで本記事では、ローカル環境で作成したkintoneプラグインを、コマンドを使ってkintoneの「システム管理」→「プラグイン」へアップロードする方法を紹介します。
kintoneプラグインの最小構成
今回は、以下の3ファイルで構成された最小プラグインをアップロードする前提で進めます。
1.manifest.json
2.desktop.js
3.icon.png
ディレクトリ構成
プラグインのディレクトリ構成は以下の通りです。
my-kintone-plugin/
├── manifest.json
├── js/
│ └── desktop.js
└── image/
└── icon.png
desktop.jsの内容
今回は、kintoneの一覧画面を開いたときにアラートを表示するだけの簡単なプラグインを作成します。
(function () {
'use strict';
kintone.events.on('app.record.index.show', function (event) {
alert('最小プラグインが動きました');
return event;
});
})();
manifest.jsonの内容
manifest.jsonには、プラグイン名、説明、アイコン、読み込むJavaScriptファイルなどを設定します。
{
"manifest_version": 1,
"version": "1.0.0",
"type": "APP",
"name": {
"ja": "最小プラグイン"
},
"description": {
"ja": "一覧画面でアラートを表示するだけの最小プラグインです。"
},
"icon": "image/icon.png",
"desktop": {
"js": [
"js/desktop.js"
]
}
}
秘密鍵を作成する
kintoneプラグインを「cybozu developer network」へアップロードするため、秘密鍵の作成を行います。
以下のコマンドを実行し、秘密鍵の作成を行います。
cli-kintone plugin keygen
実行すると、以下の2つのファイルが生成されます。
private.ppk
public.ppk
プラグインのzipファイルを作成する
次に、プラグインをzipファイルにまとめます。
以下のコマンドを実行します。
cli-kintone plugin pack \
--input manifest.json \
--private-key private.ppk \
--output myplugin.zip
コマンドを実行すると、以下のzipファイルが作成されます。
myplugin.zip
このzipファイルが、kintoneにアップロードするプラグイン本体になります。
kintoneプラグインアップローダーをインストールする
ローカル環境からkintoneへプラグインをアップロードするために、kintone用アップローダー(kintone-plugin-uploader)をインストールします。
npm install -g @kintone/plugin-uploader
そして、kintone用のアップローダーがインストール完了したら、以下のコマンドでプラグインをアップロードします。
kintone-plugin-uploader myplugin.zip \
--base-url https://xxxxx.cybozu.com \
--username ユーザー名 \
--password パスワード
このコマンドを実行すると、ローカルで作成した myplugin.zip がkintone環境にアップロードされます。
kintoneシステム管理でプラグインのアップロードを確認する
アップロードが完了したら、kintoneの管理画面(「cybozu developer network」)でプラグインが登録されているか確認します。
確認手順は、以下の通りです。
「kintoneシステム管理」→「プラグイン」内に今アップロードされた、プラグインがあるのか確認。
- kintoneにログインする
- 右上の歯車アイコンをクリックする
- 「kintoneシステム管理」を開く
- 「プラグイン」をクリック
- アップロードしたプラグインが表示されているか確認する
プラグインが一覧に表示されていれば、ローカル環境からkintoneへのアップロードは完了になります。
まとめ
今回は、ローカル環境で作成したkintoneプラグインを、コマンドを使ってkintoneの管理画面へアップロードする方法を紹介しました。
手動でzipファイルを作成して管理画面からアップロードする方法でも対応できますが、開発中は何度も修正と確認を繰り返すため、コマンドでアップロードできるようにしておくと作業効率が上がります。
kintoneプラグインを継続的に開発する場合は、cli-kintone plugin pack と kintone-plugin-uploader を使ったアップロード手順を用意しておくと便利です。
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